圧がかかりあっている親友って
彼はとても目の綺麗な男で、以前から頻繁に会っているが友達という意識はなかった。先日うちの部屋で彼と床に座って話していた。僕が話していると彼が腕組みをして首をコキコキした。それで僕に圧がかかった。
「圧かけんな」
と僕が言った。彼が
「圧かけてない。そっちが圧かけてる」
と言う。
「俺は圧かけてない」
と言った。と言うことはどちらも圧をかけていないと主張しているが、無意識に圧をかけあっていてどちらもそれを感じているのだろう。圧をかけていないのに勝手に圧を感じていると言うパターンももちろんあるが、どうなんだろう。あまり話題にしてこなかったが、これでかなり明らかになった。この関係性はそれほど悪くはないが、居心地がいいとは言えない。この関係性がこれから親和的になるかどうかはわからない。より居心地のいいものになるに越したことはないが、どうしたらそうなるかわからない。だがいずれいい関係になるだろうと言う予感みたいなものはある。彼が帰り際
「お互い本音が言えるし、親友だよね」
と突然言った。僕はちょっと涙腺がウルウル。彼は玄関のドアの方に歩いていて、向こう向きで僕がうしろだったので、目をみられずに済んだのでよかった。
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