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大山マスカク

 突然南極が崩落し始めた。九州くらいの氷が次々と海に落ちていった。原因はもちろん地球温暖化だ。海面は1週間で30メートル上昇した。家、ビル、田畑、インフラ、地上のほとんど全てが水没した。山、タワーマンション、いくつかの塔以外は。  タワーマンションの上の階に住んでいた金持ちは助かったが、水と食料はすぐに尽きてしまい、みんな死んでしまった。他の人たちは山へ逃げた。お金はなんの役にも立たない。みんな木の実、キノコ、草などを食べて生活することになった。だがそこにはクマがいた。人間は次々とクマの餌食になっていった。だが一人の男がいた。  名前は「大山マスカク」 その男はクマと格闘し殺しては食べた。他の人間がクマに殺されていく。「大山マスカク」がクマを殺して食べる。そんな日が続いた。そしてついに「大山マスカク」以外の人間は全て死んでしまった。女も全て死んでしまったために「マスカク」はクマを食べてはマスをカイた。「マスカク」はその後もクマを食べて生き続け、マスをカキ続けた。

深まった男

 彼は以前メチャメチャ好きだった人や様々なコンテンツが面白く無くなっていた。そして興味が無かった人やコンテンツが面白くなっていた。前に尊敬していた人でさえ話を聞いてもつまらない。周りの友人知人の話がつまらない。気がつくと自分ばかり喋っている。人は彼の話が面白いという。しかしこれは彼にとって大問題だった。何せ対等に話せる相手がいない。普通の話では心が通じることもあるが、深い話になると心が通じ合うということがなくなっていた。     彼はある広場のイベントに行った。一角にラジオ局のテントがあった。そこで繰り広げられているトークの面白いこと。MCの素晴らしいこと。そして観客も夢中になっていて、テント全体が盛り上がっていることに大変な興味を覚えた。これはいい。出来たらこのラジオ局のMCや出演者達と仲良くなりたいと思った。そこで、このラジオ局の番組を毎日聴くことにした。このラジオ局の番組にも同じことが言えた。以前面白かったものがつまらない。そうでも無かった番組が面白い。  彼はもう分かっていた。自分が深まったために、以前面白かった人やコンテンツが浅いとわかり。前にはわからなかった人やコンテンツが分かるようになったのだった。彼は確信した。これはいける。自分は本当の面白さが分かる。  これから彼は面白い人たちと出会い、仲間になっていくだろう。そしてその人達と心の通じる楽しい話をして、楽しい人生を送ることになるだろう。